シルクスクリーンプリントの製版


プリントの仕方のを紹介をしてきたのですが、
プリントに使用する版のことについては、あまりふれていなかったので、今回は版について。

 
シルクスクリーンをつかってプリントする際に必要となる
版のつくり方について、大塚テキスタイルでの版づくりを例に考えてみます。
 
まずは、自分がプリントしたい柄の図案をつくります。
その図案を光が透過するフィルムやトレーシングペーパーに、柄を光が透過しないもので
描くか印刷するかなどして、写真でいうところのポジをつくります。
このときに作った柄がそのままシルクスクリーンでプリントされる柄になります。
 
プリントする柄が決まったら、シルクスクリーン用の枠をつくっていきます。
ここでは、版の枠にはアルミ枠を使用します。
 
枠に目の粗い紗(スクリーン ここではポリエステルの生地)をはります。
もともとスクリーンに絹を使用していたのでシルクスクリーンとよばれているらしい。。。
 
枠の上に紗をのせて、引っ張ります。
たて方向に引っ張って
 
 
よこ方向に引っ張って

 
さらに下から版を押し上げて枠の上に紗をピンと張ります。

 
 
続いて、枠に接着剤をつけます。



この写真だとピンと張っている状態わかるかな?
 
接着剤が乾いたら、枠の外側にそって、紗を切り取ります。


 
そうしましたら、版に感光乳剤を塗ります。
感光乳剤をバケットにとって

 
たいらになるように数回塗ります。

そして、乾燥させます。
 
版が十分に乾燥したら、版を感光(露光?)させます。
 
紫外線を下側から当てることの出来る感光台の上に、ポジ(フィルムなど)を置いて、その上に版を置きます。


 
ふたを被せたら、空気を抜いて、フィルムと版を密着させます。

 
紫外線を当てて感光させます。

 
感光が終わったら、版に水をかけて洗います。

水をかけることによって、感光していない部分(柄の部分)は感光乳剤がはがれ落ちます。
感光した部分は、感光が止まって、紗に感光乳剤が固着します。
 
感光乳剤がはがれ落ちたところが孔(あな)になって、
その部分だけインクが通り抜けて、プリントされることになります。
(あなになっている部分が柄で、その柄がプリントされます)
 
版を乾かしたら、版に光を当ててプリントしたい柄以外の部分にあながあいていないかチェックします。

 
あながあいていたら、そのあなに乳剤を塗って感光させあなをうめます。


こうして、柄以外の部分のあなをうめて版を完成させます。
 
この版を使って、プリントを行っていきます。
 
このような流れでシルクスクリーンの版をつくっていきます。

1件のコメント »

  1. [...] 版の詳しいつくり方はこちら   感光させたら、版の修正をして、プリントをしていきます。   反応染料の糊をつくります。 糊を量って 糊に染料をいれて混ぜます。   捺染台に生 [...]

この投稿へのコメントの RSS フィード。 / TrackBack URI

コメントを残す

番手とスーパー2


糸の太さの単位について、前回の続きです。
 
番手、デニール、セカント(μm  1/1000mm) の関係がどのようになっているか考えます。
前回はこちら

Details »

番手とスーパー

テキスタイルの重要な要素のひとつである糸。
その糸の太さをあらわす単位として、日本で一般的に使われているものに
番手とデニールがあります。

Details »

新しい?テキスタイル6


組み合わせという方法を用いてつくったテキスタイル。
前回では洋服の形に発展させました。
 
今回はこのテキスタイルを用いた、別の型の服達です。
 
前回までの様子はこちら
 
Details »

繊維と帯電


寒い日が続きますね。
冬は気温が低いだけではなく、空気もかなり乾燥しています。
そんなときにやっかいなのが静電気ですね。
調べながら、静電気について考えてみました。
Details »

新しい?テキスタイル5


組み合わせという方法を用いてつくったテキスタイル。
前回までに平面から立体へと発展させるために、いくつかサンプルをつくって試してみました。
洋服の形に近づけようとしたものをさらに改良していきます。
 
前回までの様子はこちら
Details »

新しい?テキスタイル4


織るのではなく、編むのでもなく、組み合わせという方法を用いてテキスタイルをつくりました。
次は立体のものに発展させる試みを始めました。
 
前回までの様子はこちら
Details »

大塚リカレントスクール(顔料プリントc)


大塚テキスタイルデザイン専門学校のリカレントスクールのアシスタントに行ってきました。
前回に引き続き染色加工Cコース、リピートのある柄を生地にプリントします。
 
前回のリカレントスクールの内容は ↓こちら
反応染料プリント
Details »

大塚リカレントスクール(反応染料プリント)


大塚テキスタイルデザイン専門学校のリカレントスクールのアシスタントにいってきました。
今回は染色加工Cコース、リピートのある柄を生地にプリントします。
 
前回のリカレントスクールの内容は ↓こちら
着色抜染プリント 地染め
Details »

シャツ2 プリーツではなく、ひだ織り


どうもyuuniです。
シャツブログいきます。今回もごく個人的なシャツのことを自由につづっていきます。
 
今回のシャツは、
オランダが生んだ素晴らしい二人組み(メガネデュオ)
ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)のメンズライン、
ヴィクター&ロルフ ムッシューのシャツです。
Details »

新しい?テキスタイル3


新しいテキスタイルをつくる過程で、
前回までに実際の生地(フェルト)を用いたサンプルが出来上がりました。
 
前回までの様子はこちら
 
今度は目指すテキスタイルを組み上げていきます。
Details »